【ワンポイント英語】お礼の文章(4)お礼の動詞を使うとお願いの文章になる

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

【ワンポイント英語】お礼の文章シリーズの4回目です。

といっても今回は実は
お礼ではないんです。

そう、タイトルにあるように
お願いの文章です。

でもなぜお礼のシリーズに入れるかというと
使う動詞がappreciateだから。

前回の最後に紹介した
appreciate
「~を感謝する」という意味があります。

これを使うととても丁寧な
お願い文を作ることができるのです。

そのひとつめが
仮定法をつかった言い方です。

I would greatly appreciate it if you could introduce me to him.
彼にご紹介いただけないでしょうか。

直訳すると
もし私を彼に紹介していただけたら大変感謝いたします。
という意味です。

文法の説明を補足すると
仮定法というのは
現在まだ起きていないことについて
もしそうだったら(条件)、こうだろう(結果)
ということを表現する方法です。

感謝するための条件は
「あなたが紹介できる」
you can introduce me to him
です。

それを仮定法の決まりに従って
時制を一つ過去に移動させ
you couldとします。

全体としてはこう↓
if you could introduce me to him

まだ紹介は実際には起きていないので
これから感謝するわけなので
結果の文は
I will appreciate it
となるはずですが

仮定法の決まりに従って
ひとつ過去に時制を移動させ

I would appreciate it
私はそのことに感謝するでしょう
となるわけです。

日本語だと、弱冠嫌みな言い方にも感じますが
英語ではこれで丁寧なお願いの文章になります。

それは英語では
直接「~してください」
と言わない方が
丁寧な言い方になるからです。

例えば
Please do it.

こんな風にpleaseをつけても
この言い方では
「やっていただけますか?」
どころか
「やって」「やれ」
に近いんです

もうひとつ
感謝の動詞を使ったお礼の言い方があります。
それは次回にお話ししますね。


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