【ワンポイント英語】お礼の文章(5)お願いは感謝で示す

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。


 

前回は
appreciate(感謝する)という動詞を使って
ていねいなお願いになる
仮定法を使ったやり方を紹介しました。

今日もappreciateを使いっての
お願い文。
でも仮定法ではありません。

今日は未来形!

これは仮定法を使うより
もちょっと軽めというか
一般的な感覚で使えます。

「ご理解、ご協力をお願いいたします」
みたいなフレーズ、
ビジネス文書の最後に書いたりしますよね。

その前に状況説明をして
自分たちが必要としていることを
述べた後で
相手に「というわけでよろしく」的なことを
いいたい場面です。

どうするかというと
先に感謝しちゃう、です。

We will appreciate your understanding and cooperation.
とwillを使って未来に感謝します、とか

We appreciate your understanding and cooperation in advance.
とin advance(事前に、前もって)を言って
先に感謝しちゃいますよ
という書き方。

どちらもまだ相手は
理解も協力はしてくれてない。

でもしてくれたという
未来について感謝する、
と表明することで
お願いの気持ちを表しているのです。

ちゃっかりしているというか
私は個人的に
この文の形自体に
上手なコミュニケーションの方法が見えて
ちょっと惚れ惚れしちゃう好きな表現方法です。

(あ、ちなみに
主語 (will) appreciate の部分を
Thank you for に換えても使えます。)

お願い=感謝の先取り

他人にお願いするのは苦手という人にとって
この構図は
新しい見方を教えてくれている気がします。

お願いが苦手な人って
人になにか頼むとその人に迷惑をかける、
とか


相手に弱みを握られるとか
できない自分を認識する
って感じがち。

でもお願いって
感謝を味わうための行為
だとしたら
お願いへのイメージが変わりませんか?

そして感謝を先に味わうってことは
感謝したくなることが 起きるって
もう決めているってことですよね。

なんだか深いですね~~~。

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【ワンポイント英語】お礼の文章(4)お礼の動詞を使うとお願いの文章になる

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

【ワンポイント英語】お礼の文章シリーズの4回目です。

といっても今回は実は
お礼ではないんです。

そう、タイトルにあるように
お願いの文章です。

でもなぜお礼のシリーズに入れるかというと
使う動詞がappreciateだから。

前回の最後に紹介した
appreciate
「~を感謝する」という意味があります。

これを使うととても丁寧な
お願い文を作ることができるのです。

そのひとつめが
仮定法をつかった言い方です。

I would greatly appreciate it if you could introduce me to him.
彼にご紹介いただけないでしょうか。

直訳すると
もし私を彼に紹介していただけたら大変感謝いたします。
という意味です。

文法の説明を補足すると
仮定法というのは
現在まだ起きていないことについて
もしそうだったら(条件)、こうだろう(結果)
ということを表現する方法です。

感謝するための条件は
「あなたが紹介できる」
you can introduce me to him
です。

それを仮定法の決まりに従って
時制を一つ過去に移動させ
you couldとします。

全体としてはこう↓
if you could introduce me to him

まだ紹介は実際には起きていないので
これから感謝するわけなので
結果の文は
I will appreciate it
となるはずですが

仮定法の決まりに従って
ひとつ過去に時制を移動させ

I would appreciate it
私はそのことに感謝するでしょう
となるわけです。

日本語だと、弱冠嫌みな言い方にも感じますが
英語ではこれで丁寧なお願いの文章になります。

それは英語では
直接「~してください」
と言わない方が
丁寧な言い方になるからです。

例えば
Please do it.

こんな風にpleaseをつけても
この言い方では
「やっていただけますか?」
どころか
「やって」「やれ」
に近いんです

もうひとつ
感謝の動詞を使ったお礼の言い方があります。
それは次回にお話ししますね。


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【ワンポイント英語】お礼状の文章(3)appreciateを使う

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

お礼の文章シリーズ、今日は
いよいよ、Thank you以外の言葉で
感謝を伝える文章の具体的な書き方を
紹介していきますね。

ビジネスレターや目上の方にお礼を述べる場合
ていねいで正式な表現が好まれます。

その場合にとてもよく使うのが
appreciateという動詞。

感謝する、という意味の他動詞で
目的語には感謝の対象となる
行為が来ます。
(人は目的語にできません)

I appreciate your kind support.
(ご親切な支援に感謝いたします)

こんなふうに
してくれた人を所有格にし
その人のしてくれたことの前につけ
appreciateの目的語にします。

We sincerely appreciate the hospitality that you extended to us while we were there.
(滞在中にいただいたおもてなしに心より御礼申しあげます)

こんな表現もよく使います。
この場合はyourなどの所有格を
hospitalityという行為の前においていませんね。

かわりにthatという関係代名詞を使い
「あなたが私たちに施してくれた」
という説明を加えています。

ちなみに相手の親切にたいして
「してくださった」と言いたい場合
didよりもextendedを使うととても丁寧になります。

この他、appreciateを名詞形で使う方法もあります。
お礼を申しあげたい、
といったニュアンスで感謝を伝えること
日本語でもありますよね。
あんな感じです。

appreciateの名詞形はappreciationです。
実際には


I would like to express my deep appreciation for your kind cooperation.
(ご協力に対し心より感謝申しあげます)


would like to express とセットでおぼえてしまうと便利です。

実はappreciateを未来の形で使うと
お願いごとにもつかえちゃうんです。


そちらについてはまた次回に。

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【ワンポイント英語】お礼の文章(2)thank youを繰り返さない

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

前回はThank youでも丁寧になる
表現方法をお伝えしました。
前回の記事はこちら

さて、英語というのは
繰り返し同じ表現を使うのを
嫌う言語だってご存じでしたか?

代名詞を使う頻度を見ても
日本語なら繰り返し名前で言いそうなところも
heやshe、it、theyで言い換えます。

彼がね、彼女がね、彼らがね、
って日常会話であんまり使わないですよね。
(恋人をさすカレシ、カノジョは別です)

なので同じものをさしている表現も
なるべく繰り返さずに言おうとします。

たとえば著名な作家について述べる場合
最初はフルネームを出します。
Ysunari Kawabata, the author of Yukiguni
(雪国の作者、川端康成)

その次はたとえば
the Novel Prize winner (ノーベル賞受賞者)
と言ってみたり
the well-known writer (著名な作家)や
one of the greatest writer in Japanese history
(日本史上、最も偉大な作家の一人)
なんて言い換えたり。

英語はこうした文化ですので
お礼の気持ちを表す文書を書くときも
thank you一辺倒では
単調で少し幼稚に見えてしまいます。

なので、文章でお礼を述べるときは
感謝する
という意味の表現を複数使うのが
特にビジネスレターや
目上の人へのお礼状では
必要になってきます。

長くなったので
具体的な「感謝する」の表現は
次の回で紹介しますね。

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