お金の早期教育

NBCのツイッターを眺めていたら
世界一の投資家バフェットについての記事がありました。

それに対する私のリツイート

お金の教育は10代になるまで待つべきでない。バフェットは6歳で最初のビジネスをした。英語の早期教育にやっきになるより、お金の早期教育のほうが大事かも。 https://t.co/mrZdS1yYGo — みほ@英語戦略コーチ (@mihokoth) December 14, 2021

英語の早期すぎる教育は
母語が確立されずに理解力が発達しにくくなる
ケースがあるとも言われています。

それにくらべて、お金の教育にはその危険がない。

でも思えば多くの仮定で
おこづかいの基準がお手伝いしたらお駄賃
みたいな形にすることで
お金の教育と思っていたり

ひどい場合は
お年玉も全部親が回収
なんてこともあたりまえだったりします。

でも、お金、という存在が
子どもの頃から身近で、
自分に扱えるもので、
扱うことで成功したり失敗したりする経験を積んで
興味をもって知識を積極的に得ようとする。

小さいときからお金が自然と
身近に存在して
よく知ることのできる環境を与えることは
将来のためにとても大事って思います。

私も働かざるもの食うべからず
が基本精神で育ちました。

お金は好きなものに使わず
ためれば貯めるほど
褒められたり。

その結果
自分が楽しむために使うことに
罪悪感を感じるようになったり
楽して稼ぐなんてありえない、って思ったり。

そもそもお金って
特別なときしか手に入らない
なにかちょっと謎の
よくわからない存在になりました。

サラリーマン家庭で育ち
自分も会社勤め、
結婚した相手もサラリーマン。

自分でビジネスを始めるまで
本当の意味で
お金と向き合うことが
なく生きてきて
いかにお金のことを知らなかったか
知ろうとすらしていなかったかを
思い知りました。

お金がわけわからない存在に感じたり
不安を感じたりするのは
お金になじみがなかったり
親の不安が子どもに根付いてしまったり
するのが大きいと思います。

ありがたいことに
お金の知識は
大人になってからでも身に付きます。

海外の経済ニュースや
投資家のツイッターを眺めているだけでも
感覚が変わっていくのがわかります。

観察していると
動きどころがわかってきます。

大縄跳びに目をつぶって飛び込むのは無謀ですが
しばらく縄の回り方を見ていたら
いつ入ればいいかがわかってきます。

英語と経済この二つは
一石二鳥で身に付く
お得な学習テーマだなと思います。

海外投資でも国内投資でも先の未来を先取りするには

アメリカのニュース番組や
新聞を読んでいると
日本では報道されない大きなニュースが
たくさんあって驚きます。

前回のメルマガで書いた
ビットコインの法定通貨の話も
知っている人は知っている
という情報だと思います。

日本とは直接関係の強くない国のことは
限られた時間でまとめなければいけない
テレビのニュースでは
なかなか報道されません。

でも、遠くで起きた地震によって起きた津波が
日本の沿岸に到達することがあるように
起きたときは関係のなさそうなことも
いずれ世界、日本にとって重要な影響を
持つことは多くあります。

投資をしている方はとくに
そうした方は敏感に感じると思います。

日本とはあまり取引のない国であっても
アメリカと関係が深ければ
アメリカの経済に影響が及びます。

アメリカの経済になにかが起これば
それは日本の経済に関係します。

海外にも資産を持っている人だけでなく
国内の資産だけという方だって
少なからず影響をうけるのです。

震源地の情報がわかれば
自国の沿岸に津波が来る前に
それを予測することができます。

アメリカの新聞を読んでいると
日本の未来予想図を見せてもらっているような
あるいは未来を推理しているような
そんな気がすることがよくあります。

震源地になるべく近いところで
他の人の解釈がなるべく入らない情報を
とっていくこと。

情報の時代といわれる2021年以降を
風に乗っていけるかどうかは
それがとても重要なカギになるのは明白です。

お読みいただきありがとうございました。

栗宇 美帆

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コロナ後の経済の風向きをキャッチするために

最近、経済について
意図して情報をとるようにしています。

この1年で円の価格が
対ドルで10円以上も下がりました。
(2021年1月は1ドル103円
11月は1ドル114円)

これによって輸入品や
石油の値段があがり、
いろいろなものの値段が上がります。

また、1ドルが103円だったときに
円で1万ドル買っていた人は
単純に計算すると
10円×10000=100,000円
持っているドル資産の価値が
上がったことになります。

逆に、ドルを円に換えた人は
10万円、損したことになります。

この変化の大きな原因は
各国政府のとった金融政策ですが
その政策の動機は
コロナ禍の経済不振への対応が
主なものでしょう。


では、コロナが収束すれば
元の経済、元の世界に戻るかというと
もうそれはありません。

コロナ禍仕様になって
どんどん走りだしているからです。

先月末には
円は115円にまで値下がりしました。
4年8か月ぶりだそうです。

物価高騰、インフレが
待ち受けていると予想できます。

私のような
経済に疎く、金融や投資のことも
よくわかっていない者でも
世界の経済の流れが変わる足音が
聞こえています。

コロナで海外との往来が
一般には途絶えている状況で
なんとなく鎖国的ムード。


日本は日本、という雰囲気にいますが
モノやお金は海を越えて行き来し
経済は世界とつながっています。

こんなことを感じ
世界の目線でお金のこと
経済のことをしっかり自分の目で
見ていこうと思いました。

日本と海外では
同じものに対する肌感覚が
ことなるものも少なくありません。

たとえば日本では
暗号通貨はいまだ
多くの人にとってなんとなく怪しいもの
危ないもの
素人が手を出さない方がいいもの
のような空気がマジョリティです。

でも、海外に目を向けると
エルサルバトルでは
ビットコインを国の通貨として採用する法案が通りました。

怪しい、あぶない、という認識なら
法定通貨にその国が採用することはないでしょう。

もし日本でも
ビットコインが急に円と同じ
国の通貨になったらどうでしょう?

いますぐにではないにしろ
絶対にありえない
とは言い切れない気がします。

今の自分には想像が追いつかない未来に備えて情報を取るなら
海外の動きに目をむけないと
日本のニュースだけでは
偏った意見が知らず知らずに刷り込まれてしまいます。

たとえば海外ニュースサイトの
ツイッターをフォローする、
といったような小さなところからでも
始めてみると
少なくとも以前とはちがうな、
という感覚をキャッチできると思います。

お読みいただきありがとうございました。

栗宇 美帆

1万時間の魔法_英語習得にかかる時間

一流になるための魔法の時間て
聞いたことありますか?

マルコム・グラッドウェルが「Outlier (外れ値)」という
著書の中で書いて
有名になった説です。

グラッドウェルはいろんな事象の
統計と研究を調べまくって
そこからあっと驚くような
ひとつの定理みたいなものを
導き出す天才です。

一流になるには
1万時間の練習をする必要がある。

ここで重要なのは


1万時間の練習をしたすべての人が
一流になるわけではないけれど
1万時間の練習を積まずに
一流になった人はいない

という事実です。

日本で英語の一流っていうと
政府の通訳者や翻訳者?
外務省の役人?
ハリウッド映画の字幕翻訳者?

つまり英語で意思疎通がとれるぐらい
海外ニュースを英語でさくっとよめるぐらい
であれば1万時間も必要ありません。

1万時間てどのぐらいかというと
毎日1時間勉強したとすると
1万÷365日=27.39726年

1流じゃなくていいなら
どれぐらいなのか。

ネットで調べたら
TOEFULのWebマガジンで
神戸女学院の先生が
英語圏の大学学部で勉強できるレベルになるのに
3000時間ぐらい、とおっしゃってました。

https://etsjapan.jp/toefl/webmagazine/ibt-faq/1802-4/

3000÷365日=8.219…

毎日1時間で8年強!

ネイティブの大学学部で勉強できるって
かなり流暢なレベルですよね。

アメリカ国務省のForeign Service Instituteという機関によると
英語ネイティブが日本語を「習得」するのにかかる時間は
全体で2200時間だそうです。
https://www.state.gov/foreign-language-training/


単純な話ではないですが
その反対も同じとすると
英語を習得するのに
2200÷365=6.027…

毎日1時間を約6年。

さらに
私たちは義務教育で英語を習っています。

文部科学省によると
中学と高校を合わせると
英語の授業時間は約630時間。

2200ー630=1570
1570÷365=4.30…

つまり4年強の間
毎日勉強するとだいたい
英語が身に付いた状態になる
という計算です。

「身に付いた状態」が
どんな状態なのかによりますが
4年間勉強し続けるって
けっこうな労力です。

でもグラッドウェルによれば
ビートルズも
モーツァルトも
1万時間の下積みがあったのです。

無我夢中で没頭する1万時間
きっとそれは彼らにとって
ちっとも苦しいことではなかったはず。

4年の英語の勉強をやりきるには
やっぱり決意や意思だけでは無理だと思いますし
一人でも厳しい。

わたしもプロになって2年目ぐらいで
自分が英語を学びだしてから
勉強した時間を計算してみたら
そこで1万時間でした。

1万時間はけっして
楽ではなかったけれど
楽しかった。

英語そのものも動機だったけれど
一緒に学ぶ人たちとのつながり
翻訳で成長していく楽しさ
そういったものにも
支えてもらっていました。

没頭できる仕組みや
楽しめる要素
習得後のビジョン
仲間やガイド

いかに自分への投資を
許可できるか

いかに勉強を遊びにできるか

そして学びたい自分を
どれだけ尊重できるか

こうしたことが
ポイントになります。

お読みいただきありがとうございました。

栗宇 美帆