【ワンポイント英語】お礼の文章(1)Thank you for

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

前回の【ワンポイント英語】では
Thank youとThanksのちがいをおはなししました。

ありがとうを表す動詞はThankだけではありません。

Thank youやThanksは
会話で使われることがおおく
目上の方やビジネスでのお礼には
これだけでは軽すぎる感があります。

というわけで今日から
書き言葉でのていねいなありがとうの表現シリーズです。

まずはThank youから。



Thank youが文書でNGというわけではありません。

~してくださってありがとうございます、
となぜありがとうなのかを入れれば
十分にていねいな言い方になります。

たとえば
「先日はお越しいただきありがとうございました」
Thank you for coming to see us.

となにについて感謝しているのか、
ここでは
coming to see us.
私たちに会いにきてくれたことについて
ありがとうございます、
とするとおざなりにthank youを言った感じにはなりません。

さらに相手の立場になって
会いに来るために
お忙しいにもかかわらず
わざわざ時間をとってくださって
という配慮を入れると
さらにていねいな言い方になります。

Thank you for taking the time out of your schedule to come to see us.

英語は簡潔で明快な表現が好まれます。
でも、おもしろいことに
お礼やお願いといった場合は
長い方がていねいな感じが出ます。

もちろん無駄にだらだらと長いのは
逆効果ですが

・内容が首尾一貫している
・相手の立場や状況への配慮がある
・相手の行動について
「親切な」「多大なる」といった修飾がつく
・自分の思いには
「心から」「本当に」といった修飾をつける

などで
長くなるのはむしろていねいな印象を与えます。

英語には敬語がないと
言われることがあります。

でもそんなことはなく
表現方法や組み合わせ、
長さによってなど
敬う気持ち
配慮する気持ちを表す方法は
豊かにあるのです。

Thank you for taking time to read this article through!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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Thank you とThanksのちがいって?

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

「ありがとう」と伝えたいとき
英語でどういいますか?

Thank you.
ですよね?

これは
I thank you.
の I が省略された表現です。

ドラマや映画を見ていると
Thanks! というのもよく聞きます。

Thank youよりももっと軽く
身近な人に言うときにつかいます。

でもどうしてThanksと
最後にsがついているのでしょう?

I Thank you. と同じように考えるなら
thankは感謝するという意味の動詞。

感謝するのは自分なので
主語はI。

Iが主語の場合、現在形はthank。

ということは
Thanksと最後にsがついているthankは
主語がIじゃないのか?
それとも動詞ではないのか?

そうなんです。

Thanks という場合のthankは
名詞なのです。

「あなたに感謝します」という文ではなく
「感謝!」みたいに
感謝という意味の名詞をただ言っているのです。

複数形にすることで
たくさん感謝している、と
感謝の気持ちを強めています。

Thanks! をもう少しだけ
ていねいに言うなら
Thanks a lot. など
「たくさん」を意味する表現をつけます。

また書きますね。
Thanks a lot!
See you soon.

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