【ワンポイント英語】「~しなければならない」という表現 (1) be supposed to

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

メルマガの記事に集中してしまって
ワンポイント英語が
ちょっとご無沙汰になってしまいました。


 
 
またおもしろい英語力アップのヒントを
お伝えしていきますね。

さて今日は
「~しなければならない」という意味の
be supposed to 動詞原形です。

~しなければならないと言えば
have to やmustを使えばいいんじゃない
って思うかもしれません。

たしかにhave to やmustは
しなければいけない、すべきだ
を表す助動詞で

I have to submit the report tomorrow.
(明日レポートを提出しなければいけないんだ)

というように使います。

この文のhave to の部分を
be supposed toに変えて
I am supposed to submit the report tomorrow.
という英文をつくることができます。

この文もやはり、
明日レポートを提出しなければいけないんだ
という日本語になります。

でも意味が微妙に違うのです。

何が違うかというと
have toやmustの場合
なんらかのルール、法律、約束など
その行動をとることが決められている
必要である、義務である場合に使います。

 
 
つまり例文でいうと
大学の課題のレポートなら
have to やmustの場合
その提出期限が明日で
それはルールとして
教授なり学校なりが
決めているということです。

いっぽう
be supposed toは
することになっている
すると思われている
というニュアンスです。


 
supposeという動詞は
~だと思う、推測する、仮定する
という意味です。

be supposed toはその受身形なので
~と思われているというのが
直接的な意味です。

 
have toやmustほどはっきりと
期限を決められているわけではないけれど
当然あした提出するよね、
と周りが思っている状況です。

 
 
大学のレポート提出なら
「周り」に相当するのは
教授や学校となるわけですが

「すると思っている」主体は
世間や社会、いわゆる「みんな」という
誰でもない場合も使えます。

もうひとつ例文を出しますね。

  1. I have to succeed the business.
    わたしはこの会社を継がなければならない。
  2. I’m supposed to succeed the business.
    わたしはこの会社を継ぐことになっている。

1.は生まれた宿命でや
家族や会社の事情など
外的な強制力があって
自分の意志とは関係なく
継がなければいけない、
という事情が見えます。

2.は
周りは継ぐと思っている、
といっているだけで
継がないという選択も
ありうる状況です。

  
 
ただ自分としては
そういうことになっているから
自分はやらなければいけない
という思いまで含めて
使われることが多い表現です。


 

他にやりたいことがあるのに
家業だから継がなくてはいけない
と思っている人が 
I’m supposed to succeed the business.
と言うと
それを聞いた友人が
You don’t have to.
(継がなくていいんじゃない)
と返す。

 
 
こんな会話
ありそうじゃないですか?

(have toの否定形は
「~してはいけない」
ではなく「しなくていい」)

  
~しなければならない
と言いたいとき
mustなのかhave toなのか
be supposed toなのか
はたまたshouldなのか

 

近いものを使えれば
より精度高く
伝えたいことが伝わります。

ではまた書きますね。

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【ワンポイント英語】クラッシュ違い

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

 
前回の【ワンポイント英語】で片思いはcrushと紹介しました。
  
 


アメリカにいたことのある友達から、
ご近所さんが「倒れ込んで爆睡してた」っていうのに
クラッシュっていう言葉を使っていたよ、
って教えてくれました。
   
 
そのクラッシュは別のクラッシュ。
  
crash なんです。
 
 
衝突する、つぶれる、崩壊する、墜落する
という意味でよく使われる動詞で、
寝る、酔いつぶれる、意識を失う、
という意味もあります。


寝落ちした、なんていう表現にも
使えそうですね。

crash


  
片思いのcrushは名詞で、
主な意味は粉砕です。
動詞だと押しつぶすという意味です。

crush



どちらもカタカナだとクラッシュで
crushもcrashも最終的に
「砕ける」をイメージさせるから
一つの単語かと思っちゃうけど
  
 
crashは動いていってぶつかって砕ける
crushは圧力をぐっとかけて砕く
  
 
粉々になる行程が違うんですね。
 

片思いをcrushというのは、
胸がしめつけられるから
なんでしょうかね
   
 
クラッシュには他に
clash (ガチャンとぶつかって音をたてる、またはその音そのもの)もあります。
   
 
こちらもぶつかるイメージ。
ただclashはどちらかというと
その音にフォーカスがある単語です。
 
 
Don’t be crushed by the difficulty of discriminating the difference among crush, crash and clash!

  

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【ワンポイント英語】すきになっちゃった

唐突ですが、恋してますか?!!!
 
今日のワンポイント英語は「好きになる」という表現です(急に冷静)。
 
好きになる、恋愛感情をもつという表現では
fall in loveなどは歌詞に使われていたりして
馴染みがあるかなと思います。
 
今日、紹介するのはもう少しカジュアルな言い方です。
 
“主語 have feelings for 相手” という形です。
 
例:
Have you had feelings for your teacher?
(先生のことを好きになったことある?)
  
このfeelingsには「強い感情」という意味があり、場面によっては必ずしも恋愛感情ではないこともあります。
 
I have romantic feelings for my teacher.
とromanticを入れれば恋愛感情であることが確実になります。
 
日本語でも「思いを寄せる」などの表現で、「思い」だけでも愛情や恋愛感情だってわかりますよね。それに似ているかなあと思います。

つけたしで、片思いはcrushといいます。
have a crush on himみたいに使います。
 
さて、今日使ったスリリングな例文、
これね、
さっき見た社交ダンスのプロのトップダンサーの動画番組に寄せられた質問でした 
 
恋してるんだね、スタジオで
 
自粛が長くなってきたせいか、
変なテンションでお送りした今日のワンポイント英語でした~~

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【ワンポイント英語】all なのに「だけ」という意味になる英語表現

こんにちは。
世界と渡り合える英語発信力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日は onlyを使わずに
「~だけ」を表す表現を
ご紹介します。

さっそく例文です。

All you have to do is to sit back and enjoy the tea.

直訳すると
「あなたがやらなくてはならない全てのことは
ゆっったり座ってお茶を飲むことです」

もうちょっと平たい日本語にすると
「あなたはゆったり座って
お茶を飲むだけでいいのです」

いろいろやることがあって
大変なんじゃないかと
身構えている人に座ってゆっくりしてたらいいのよ
と声をかけるような場面を想像してください。

やらなくてはいけないことは
全部で「座ること」と
「お茶を飲むこと」の2つだけ。
 
 
全部といっても2つしかないから
「だけ」という意味として
この表現が成立します。

やらなくてはいけないことが
たくさんあったら
この表現は使えません。

もう一つ例をあげますね。
 

All we can do was to wait for him.
わたしたちに彼を待つことしかできなかった。


このように「しか」と
より消極的な意味としてに使うことができます。

1文目にしてもこの例文にしても

・allがそれに続く主語+動詞の目的語となっていること。

・そしてbe動詞のあとにallの具体的な内容を不定詞(to+動詞原形)で表す

という形で構成されているのをおさえれば
いろんな応用を利かせて使える表現です。。
 

バリエーションが増やし
ワンランク上の英語を楽しんでくださいね!

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