【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (3):Let

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

さてひきつづき使役動詞シリーズ、
今回はletについてです。

letで一番なじみがあるのは
Let’s go!
という表現でしょうか?

あるいは最近なら
ディズニー映画でヒットした
Let it go.
というフレーズも耳馴染みがあるかも

どちらも
let+人orモノ+動詞goの原形という形です。

この2文は「命令文」という形なので
letの動作主である主語がありません。

命令文でなければ
I let it go.
と、Iなどの主語が入ります。


I let the balloon go.

前回、前々回ご紹介した
使役動詞のmakeやhaveと同じく
letも
主語+let+人+動詞原形の形で使います。

でも
letの意味はmakeやhaveとは少し違います。

この2つのような
強制感はありません。

むしろ目的語である人が
その動作をするがままにする
その動作をさせてあげる
その動作をするのを放っておく
というニュアンスです。

たとえば
I let fear go. なら
私は怖れが去るままにした
という意味で
自分が怖れになんらかの影響力を加えて去らせた
というのではなく
fearが勝手にさっていくのを
そのままそうさせた
という意味になります。

これをこなれた日本語にすると
私は怖れを手放した。
となるのです。

他にも例をあげておきますね。

She let tears run down her cheeks.
彼女は涙が頬を流れるままにした。

Let it be.
なるがままに任せる。

letの目的語を自分にすると
お願いの文になります。

Let me know when she comes.
彼女が来たら教えて。

Let me see.
見せて。

またmeをusにすれば勧誘になります。

冒頭の例のLet’s go.は
私たちを行くままにさせて
というのが直訳。

「私たち」というのは
これを言っている本人と
言われている人なので
言われている人もgoしようとしている
という前提なわけです。

私とあなたが行くままにさせてください
つまり
行きましょう、
という勧誘になるわけです。

とっても便利なlet
ぜひ積極的にとりいれてみてください。

次回はgetについて書きますね。

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【ワンポント英語】使役動詞 ~させる、してもらう (2) :make

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

前回は使役動詞というものが
あるよ、ということを紹介しました。

今日はそのなかの1つ、
makeの使い方にを説明していきますね

さっそく例文です。

The movie made me cry.
直訳すると
「この映画が私を泣かせた。」
です。

自然な日本語にするなら
その映画で泣いた、
という感じです。

この人を~させるという使役の意味で
動詞のmakeを使うときは
make+ 人+ 動詞原形という形で使います。

最後の原形動詞の動作主は
makeの主語ではなく
make の後ろにある
目的語となっている人です。

さきほどの例文でみると
The movie:この文全体の主語 made:この文全体の動詞(~させる) me:make の目的語(させられる人) cry:meがさせられる行為
となります。

~させる
という日本語は一見
上から目線でえらそうですが
この使役動詞自体には
基本的にはそうした意味はありません。

ただしmakeの主語が人の場合は
その人がmakeの目的語となっている相手に
強制的のその行為をさせた
というニュアンスになる場合もあります。

例)
I made my kids sleep at nine o’clock.
子どもを9時に寝かしつけた。

Our teacher made us clean up the classroom.
先生は私たちに教室を掃除させた。

ただし
He made me laugh.
の場合は
無理矢理笑わせた、という意味になるときと
思わず私たちは笑ってしまった
という意味のときと
状況によってどちらもありえます。

「あなたを幸せにします」 I’ll make you happy.

ドラマや映画で聞くセリフ、
これも使役の仲間です。

これをあなたの幸せを作る、
と思っている人がいますが
happyは「幸せな」という形容詞で
「幸せ」という名詞ではないので
makeの目的語にはなれません。

youも「あなたの」という形容詞のyourではなく
「あなた」という名詞youです。

というわけで
I’ll make you happy. は
「あなたの幸せ」をmakeする
という文ではありません。

ここで使われているmakeは
文法的には作為動詞というものですが、
私は使役動詞の仲間と考えて
おぼえてしまっています。

I’ll make you be happy.
のbeが落ちたもので
私はあなたを幸せにならせる
と考えるほうが
いちいちおぼえるよりシンプルだからです。

「僕は僕の人生において 起こって欲しいこと全て起こさせてみせるのさ」

これは私の好きな日本の歌の歌詞です。
英語にするとこんな感じ。
I make everything I want to happen in my life happen.  

Iが主語になると
がぜん「おこさせる」という
意志の強さが表れますね。

次回は
makeとはまた少しニュアンスの違う
haveという使役動詞についてです。

Have a lovely day!!

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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、してもらう (1)

こんにちは。
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セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

1.美容師さんに髪の毛を切ってもらう
2.上司に書類を見てもらう
3.子どもを寝かせる
4.怖れを手放す
5.あなたを幸せにする

 
これらの表現は
バラバラなものに見えるかもしれませんが
どれも同類の文章です。

どんな点で同類なのか
わかりますか?

これらの文章を英語にするときにつかう
動詞が共通点です。

自分以外の誰かやなにかに
なんらかの動作をしてもらう
つまり
「誰かになにかをさせる」
使役動詞というものを使った表現の仲間なのです。

1.は
切るのは美容師さんで
お客さんが切らせる人です。

2.も似ていますね。
単純かすると
上司に書類を見るという行為をさせる
ことになります。

3.は寝るという行為を
親が子どもにさせます。

4.は一見わかりにくいかもしれません。
人が怖れに出ていかせる、
という形で英文を作ることができます。

5.はあなたに幸せという状況にならせる、
というやはり使役で表現することができます。

誰かになにかをさせる、
というのは
日本語でそのまま書くと
なんだかちょっと偉そうですが

英語ではあたりまえに使われる形で
とくに偉そうかどうかの
ニュアンスは含まれません。

使役の表現を作るのは
次の4つの動詞です。

make
have
let
get

それぞれ「させる」という
強制の強さなど
ニュアンスが異なるので
次回から
1つずつ説明していきますね。

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【ワンポイント英語】数の表現 ~人・個・%減った・増えた

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日は数の表現シリーズで、増減した数の表し方を紹介します。

どういうシチュエーションかというと
2つの時点の間で、何かの数が増えたり減ったりしたとき
どのぐらい増えたのか・減ったのかの
具体的な数字と一緒に言いたい場合です。

例をあげますね。
このイベントの今年の来場者数は昨年より約1万人増えた。

まずこの文の骨子は
来場者数が増えた、
です。
これに「このイベントへの」や「今年」を加えると

The number of visitors to this event increased this year.
となります。

ここに、約1万人をつける場合
byという前置詞を使います。

The number of visitors to this event increased by about 1000,000 this year from last year.

増減を比較する対象となる「去年から」をあらわすfrom last yearを文の最後に加えています。

増減した数を「増えた」「減った」という文に追加するときはbyを使います。
これは増減する数が人数であろうと、パーセントであろうと、個数であろうと変わりません。

上の文を
このイベントの今年の来場者数は昨年より約10%減った。
で作ってみましょう。

The number of visitors to this event decreased by 10 percent this year from last year.

減るはdecreaseとなります。
またpercentは%と表記してもOKです。

減った、増えたといった数の表現は、会社の業績や株価の動向など 経済関連の表現でよく使われます。 ニュースなどで目にする機会があれば、注目してみてください。

では、また書きますね!
See you!


 
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【ワンポイント英語】数の表現  「ひとまわり若い」はどう言う?

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。



ひとと年齢の違いをいうとき
日本では
彼女、私よりひとまわり若いのよ
ってよくいいます。


ひとまわりというのは、干支の一周
つまり12年をひとくくりにした単位です。


この文章のおおもとはどうなっているかというと
彼女は私より若い、が一番言いたい骨の部分です。


ひとまわり、というのは
どれぐらい若いかの補足情報です。



なので、まずはこの骨の部分を作ってみましょう。


より若い、というのは
私と彼女の年を比べているということです。
なので
ここは比較級を使います。



She is younger than me.
(彼女は私より若い)


ここにどのぐらい若いのかを
加えます。


ひとまわり、という年の数え方は
英語にはないので
12年、をそのまま使います。


12年、つまりtwelve yearsという二語のセットを、youngerという形容詞を補足説明する副詞句としてyoungerの前につけます。


She is twelve years younger than me.


これで彼女は私よりひとまわり若い
という文章ができました。


もうひとつ別の方法として
~という差で、~分だけ、
という意味をつくることのできるbyを使うやり方もあります。



She is younger than me by twelve years.


彼女は12年分だけ私より若い


直訳するとこういう意味です。


今回のポイント
1.「ひとまわり」など、日本語独特の表現は必ずしも英語に同じ意味の単語があるとはかぎりません。


そういうときは、具体的にその単語があらわすものをそのまま伝える、つまり「ひとまわり」なら12年とする発想の転換をしてみましょう。
 
 
 

2.今回のように比較級に数値を加わえたい場合、比較級の形容詞の前にその数値を単位といっしょにつけて文を作ることができます。


また書きますね!



See you, soon!



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