【ワンポイント英語】身体の一部を使った慣用表現(1)keep me on my toes

こんにちは。
英語雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

前置詞攻略を中断して、
今日はひさしぶりに面白い慣用表現を紹介します。

わたしが通っているダンス教室のオーナーは カナダ人です。
 
 

彼はオーナーであると同時に
そのダンススタジオチェーンの
日本の支所長みたいな存在で
名古屋や東京などのスタジオに
出張したり
海外の大会の審判をしに行ったりします。

さらに、小さいお子さんたちのパパでもあり、
またスタジオでは
オーナー業だけでなく
直接教えている生徒さんも持っています。

なので、とても忙しそう。

昨日は大阪で見かけたと思ったら
翌日は海外のサイトに顔が映っていたり。

先週スタジオで会ったとき
いつものように
Hello, how are you?
と声をかけてくれました。

Good. Thank you.
How about you?
You look very busy.
(ありがとう、元気です。
あなたはどう?
忙しそうね)

You have to do many jobs as a father, owner, teacher, etc. don’t you?
お父さん、オーナー、講師、いろんな仕事をしなくちゃいけないでしょ?

と言うと
Yes, so I keep me on my toes.
という答えが返ってきました。

つま先?

知らない表現だったので
どういう意味?と聞くと

気を引き締める、ということだと教えてくれました。

さらに冗談で
keep me on my hips
が反対になるね、とも。

つま先立ちし続けようとするなら
ゆるんでいてはできませんよね。

ピンと足だけでなく背筋も首筋も
緊張させていないと
倒れてしまいます。

だから
keep 人 on その人の toes
が気を引き締める、となるわけです。

逆にお尻の上にのるのは
力を入れなくてもできてしまいますね。

やっぱり生の会話で出てくる
表現は面白い!
 
 
 
また紹介しますね。
Have a nice day!

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【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう!(5) in/at/on the corner

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日はひきつづき前置詞in at onです。

前回まではそれぞれについて
空間の中:in
場所や時間上の点:at
(板状のものへの)接触:on
と説明しました。

たとえば飛行機や船、建物の床といったものは
板状のものとみなされて
get on a plane とonを使い

自動車は空間とみなされて
get in a car とinをつかい

停留所は点とみなされて
get on a bus at the bus stop

ものによって前置詞を使い分けるということを説明しました。

ところが!

同じ単語でも
前につける前置詞によって
どんな場所なのかが変わるものがあるのです。

それがcorner。

in the corner
at the corner
on the corner

cornerはコーナーと日本語としても
当たり前に使われている名詞で
「角」という意味です。

では
in the corner
at the corner
on the corner
はそれぞれどう違うのでしょうか。

日本語では「角で・に」と
どれも同じ言い方ですんでしまうのですが。。。

これも
冒頭で振り返った
それぞれの前置詞の意味と結びついています。

inは空間の中ということで
in the corner は部屋の中のすみ
を表します。

He slept in the corner of the room.
彼は部屋のすみで寝た。

The bar counter is in the corner of the restaurant.
バーはレストランのすみにある。

at the cornerは
町を地図のように上から眺めた「かど」です。

Drop me at the corner.
そこの角で降ろしてください。

 
The shop is located at the corner of A and B streets
その店はA通りとB通りの角にあります。

最後のon the cornerは
地図の中に入り込んだ感じです。

地図上でみる地点としての角というよりは
街中にいる人にとって存在している角のイメージ。

なので
The shop is located on the corner of A and B streets.
というと
実際にA とB各streetのある街中にいる感覚で
そのお店はA (B)通りを行くとB(A)通りとぶつかる角にある、
というニュアンスです。
 

接触というonの意味と
実際に街中にいる感覚が結びついていると
考えると自分でも使いやすいのではないでしょうか。

今日はここまでです。
次回は時間の表現にかかわる
in at onです。

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【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう!(4) on

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

前置詞攻略に戻ってきました。
今日は on です。

これまででてきたのは in と at。

in は範囲がきまっている空間あるいは期間の中にあることを示すとき
atは地図上あるいは時間上の一点をさすときにに使うということでした。

ではonはどんなイメージかというと
”面に接している” です。
なにか板状のものに接しているイメージ。

ここで注意したいのは
「接している」ということば。

on は学校では最初に
なにかの上と教わることが多いです。

There is a book on the desk.
(机の上に本がある)
というように。

でも
There is a picture on the wall.
(壁に絵がかかっている)

というように
上にのっているのではなく
「かかっている」という状態でも
onを使うのです。

壁という平面に接するようにあるから
ここは on になるわけです。

このイメージから
an article on the next page (次ページにある記事)
Get on the train (電車にのって)
a boat on the water (水に浮かぶボート)
lights on the ceiling (天井の照明)

と面の上だけでない接触についてもonを使います。

さらに面にかぎらない「接触」だけの意味で
put on a jacket ジャケットを着る
put on perfume 香水をつける
oranges on the tree 木になっているオレンジ
a dog on the chain 鎖につながれている犬

という場面も on です。

on は「(面に)接している」
というイメージでおぼえましょう

A girl sitting on the bench



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翻訳家による英語読解のすすめ1  翻訳は最高の精読

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

わたしが翻訳家になったのは
一番ベースに本が好きだった
というのがあります。
 
 
 
が、翻訳の勉強を始めて
英文を自分で読むと
訳文を読むよりも深く理解できる、
翻訳というのは著者に繋がる
一番の精読の方法だ
ということを発見しました。




この発見によって
わたしはさらに翻訳にのめり込むことになりました。



きれいな日本語に訳された翻訳版は
もちろん苦なく理解できて
読むのに時間もかかりません。

英語を読むとなると
知らない単語を調べたり
構文を解読するのに
時間がかかります。

でも

だからこそ

ひとつひとつの単語の意味、
その位置に置かれた理由、
その構文を選んだことで生まれる効果、

そういうことをていねいに拾うことになるので
その文章をつづったときの著者の思考の行程を
逐一たどることになるのです。

 
 
 
日本語で読む場合
斜め読みでも意味はとれてしまうので
意識しないかぎり
そこまで深く読む込むことはありません。

翻訳家としては
翻訳した本を読んでいただきたいので
矛盾してしまうところではあるのですが

もし
深く理解したい海外の本や著者がいるのであれば
言語で読むという挑戦を
知的娯楽としてトライしてみることを
お勧めします。

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英文法について思うこと

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

英語を「使える」ようになるために
文法書はとても便利。

でも絶対そのとおりにおぼえなければいけないとはわたしは思いません。
 

日本人のための英文法は文の成り立ちを理解するためのひとつの解釈に過ぎないと思うから。
 

自分が理解できて
正しく英文を再現できるのであれば
独自に解釈するほうがむしろいい。

だからわたしは自分の生徒さんには
おぼえやすい方でいいですよ
と言うときがあります。

正しい結果が得られるなら
ルールの解釈は
使い勝手がいいほうが
使えるようになるにはいいから。

便宜上ついている名称とか
ほんとは何だっていい。

文法は便利なお助けツールであって
法律じゃないんです。

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【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう!(3) at

こんにちは。
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セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

前置詞を攻略しようシリーズ(3)はatです。

atのイメージは場所や一定の期間の中のある一点を示します。

たとえば、大阪駅で考えてみましょう。

atというのは地図の上で大阪駅を見ているイメージです。

I met her at Osaka Station.
大阪駅で彼女に会いました。

この場合、大阪駅を人や電車が出入りする
建物としてではなく
地図上の一点として見ている感じです。

前記事で説明したinと比べてみます。

I met her in Osaka Station.
大阪駅で彼女に会いました。

日本語にするとatもinも全く同じ文ですが
inの場合は大阪駅という建物の中で会った
という意味になります。

この目線の違いで
inなのかatなのかを使い分けます。

さらに時間について使う場合を見てみましょう。

The TV program started in the summer.
そのTV番組は夏に始まった。

inの場合
夏という一定の長さのある時間帯のなかの
ある時点で始まった
ということを示します。

The TV program starts at 10.
そのテレビ番組は10時からです。

一方atはこのように
10時という時間の一点をさすときに使います。

この一点の感覚があるのがatです。
atは点のイメージでおぼえましょう。

atは一点をさす

ではまた書きますね。

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【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう(1)

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日から新しいシリーズです。

英語が難しいと感じる理由の上位にくるのがこの前置詞。

前置詞をバラバラに
日本語訳とペアでおぼえようとすると
一緒に使う動詞や名詞、
場面によってかなり違うので
おぼえることがありすぎて混乱する原因になります。

前置詞のおおもとの意味を知ることで
どの前置詞をつかえばいいのか
「あたりをつける」ことができるようになります。

前置詞は
前に置くことばという名前ですが
なんの前におくのでしょう?

基本的には名詞、または
名詞の性質をもつことば(動名詞、代名詞、名詞節など)の前です。
まずはこの原則をしっかり頭にいれておきましょう。

どんな前置詞があるかというと
in
on
at
from
to
of
with
for


などなど。

これらを名詞の前につけることで
場所や時、位置、状態などなど
いろいろな補足説明をつくることができます。

例えば
There is a book on the desk.

この文のonが前置詞です。
on the deskがなければ
「本があります」ということだけが伝わります。

on the deskが補足されたことで
本があるのは「机の上」だということが
分かります。

こんな風に前置詞は
文の中の動詞の示す内容を補足したり
他の名詞との関係性を示したりと
大活躍の品詞なのです。

次回から
代表的な前置詞について
個別にあつかっていきますね。
Have a nice day!


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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (5):get

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日は使役動詞の最後
get です。

使役動詞getは
これまでのmake、 let、haveとは少し
使う時の形がちがうので要チェック!

主語+get+人orモノ+to+動詞原形
という形で使います。

I got her to get a ticket to watch the opening ceremony of Tokyo Olympic Games.
彼女に東京オリンピックの開会式のチケットを手に入れてもらった。

このように
~させるというより
してもらうというニュアンスを
示したいときに使います。

haveの説明のときに
目上の人になにかしてもらうときには
haveは使えない
と書きました。

その対応策がこのgetです。

例)
I got my boss to check my report.
上司に報告書をチェックしてもらった。
 
 
 
いかがでしょうか。
ここまで5回にわたって
使役動詞について紹介してきました。

使役動詞は使えるととても便利。
表現のバリエーションも増えます。

ではまた書きますね!

Have a lovely day!

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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (4):have

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。  

今回は3つめの使役動詞haveをとりあげます。

haveを使った使役もやはり
makeやletと同様に
主語+have+人+動詞原形
という形で使います。

makeよりも強制の度合いが少なく
letより強い位置づけです。

とくに
そのことを職業としている人に
その仕事をしてもらうときに使うのが一般的です。

I had the hair artist cut my hair yesterday.
きのう美容師さんに髪を切ってもらった。
 
 
 
こんな感じですね。
 
 
 
また目上の人が目下の人になにかさせる
というケースでもhaveが使われます。
 
 
  
I’ll have my assistant call you later.
のちほどアシスタントに電話をさせます。
 
 
 
逆に目下の人が目上の人に なにかしてもらう場合にはhaveは使わないので要注意。
 
 
 
では次回は使役の最後getについてです。

Have a great day!
 
 


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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (3):Let

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

さてひきつづき使役動詞シリーズ、
今回はletについてです。

letで一番なじみがあるのは
Let’s go!
という表現でしょうか?

あるいは最近なら
ディズニー映画でヒットした
Let it go.
というフレーズも耳馴染みがあるかも

どちらも
let+人orモノ+動詞goの原形という形です。

この2文は「命令文」という形なので
letの動作主である主語がありません。

命令文でなければ
I let it go.
と、Iなどの主語が入ります。


I let the balloon go.

前回、前々回ご紹介した
使役動詞のmakeやhaveと同じく
letも
主語+let+人+動詞原形の形で使います。

でも
letの意味はmakeやhaveとは少し違います。

この2つのような
強制感はありません。

むしろ目的語である人が
その動作をするがままにする
その動作をさせてあげる
その動作をするのを放っておく
というニュアンスです。

たとえば
I let fear go. なら
私は怖れが去るままにした
という意味で
自分が怖れになんらかの影響力を加えて去らせた
というのではなく
fearが勝手にさっていくのを
そのままそうさせた
という意味になります。

これをこなれた日本語にすると
私は怖れを手放した。
となるのです。

他にも例をあげておきますね。

She let tears run down her cheeks.
彼女は涙が頬を流れるままにした。

Let it be.
なるがままに任せる。

letの目的語を自分にすると
お願いの文になります。

Let me know when she comes.
彼女が来たら教えて。

Let me see.
見せて。

またmeをusにすれば勧誘になります。

冒頭の例のLet’s go.は
私たちを行くままにさせて
というのが直訳。

「私たち」というのは
これを言っている本人と
言われている人なので
言われている人もgoしようとしている
という前提なわけです。

私とあなたが行くままにさせてください
つまり
行きましょう、
という勧誘になるわけです。

とっても便利なlet
ぜひ積極的にとりいれてみてください。

次回はgetについて書きますね。

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