英語がなかなか上達しない、とくに文法が苦手という人は、この英語のド基本の3ポイントを理解していないからかも。
- 同じ品詞どうしは基本的に並べることはできない
- 文型を無視した文はありえない
- 時制を制するものは英語を制する
この3点です。多くの人が意識からはずれがちのものから並べました。なので説明はピンときやすい3からすすめますね。
3の時制は、大事そうだなあというのはお気づきになっている方は多いでしょう。テストにもたくさんでるしね。
時制というのはある意味、日本語と決定的に違う世界観を表す要素です。なぜこの動詞が過去形なのか、現在形なのか、その時制の形だけで、日本語で説明すると1文になってしまうようなことが説明できてしまうほど、そこでその時制が使われる理由が明確なのです。日本語はかなり時制はあいまいです。
2の文型。これも英語の参考書や教科書の最初に出てくるので、なんか重要なんだろうなあ、とは思うけれど、授業でもさほど時間を割かないので、なんとなーく言葉だけ覚えてる、っていう人が多いのでは。
でも、英語の文は10個にみたない文型のどれかに必ずあてはまります。当てはまらない場合でも、省略されていたりひっくりかえっていたりしているだけで、かならず絶対に文型にそって出来ているのです。
しかもその数は大基本が5個、そこに2~3個派生したものがあるだけ。
どんなに長い複雑な文章でも、文型を見抜ければ読み解くことができるし、複雑なアイデアでも文型がわかっていれば、長くも短くも自由にかたることができるのです。
最後に1
これを忘れちゃってる人、ていうか、そもそも知らない人が驚くほど多い。
でもこれが英語の底辺の大基本です。この性質があるから、他のすべての文法がそれにあわせてでき上がっているといっても過言ではありません。
品詞というのは、名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞などなどです。単語の種類を表します。
英語では一つの文の中で、名詞と名詞がなんのつなぎもなく並ぶことは原則ありません。
つまり
I you go to school.
こんな風にIという代名詞とyouという代名詞がandというつなぎなしに並ぶことはできないのです。
I go to school.はだいじょうぶ。goは動詞だからです。
でも
I have see the bird. は、今度はhave とseeの動詞が並んでいるのでNGなのです。
並べたかったらandなどの接続詞を使うなど、なにかしら手段をとらなければなりません。
難しい文法の項目の前に、まずこの3つを徹底的に叩き込む。これが木の幹です。どんなに他のことを勉強してもこの3つがいい加減だと、ペラペラにはなりませんし、せっかく難しい表現をつかってもちぐはぐな英語になってしまいます。
逆にこの3つをおさえれば、簡単でシンプルな英語で十分伝えていくことができます。