未来という概念がある英語、ない日本語

英語には未来に起こることを
表すいわゆる未来形が
実はいくつもあるって
ご存じでしたか?

先日レッスンで未来形を解説していて
そのいろいろな未来形の違いを
日本語で説明するのがけっこう難しく
そこから日本語の未来形の
少なさに気づいたのです。

英語で未来を表す
動詞や助動詞の「未来形」は
willやbe going toだけじゃないんです。

現在形、現在進行形を使ったり
willとshall
be going toを使ったりで
5つもあります。

これに対し
日本語には「未来形」
というものがありません。

たとえば
「私は明日テニスをします」も
「私は毎日テニスをします」も
おなじ「します」で
明日か毎日という言葉がなければ
いつのことを言っているのか
その文だけでは分かりません。

英語なら
I’m going to play tennis (tomorrow).

I play teniss (every day).

と、tomorrowやevery dayが
なくても未来なのかどうか分かります。

ある概念をあらわす言葉の種類が多いのは
その言語を使う文化において
その概念が重視されていると言えます。

たとえば
日本には雨の種類を表す言葉が
たくさんあります。

小雨、大雨だけでなく
五月雨、霧雨、豪雨
小糠雨、時雨、通り雨
氷雨、夕立などなど。

(ちなみにハワイ語も雨の名前がたくさんあるそうです。)

つまり英語文化では
未来という概念を
かなり細かく区別し
認識しているということです。

具体的には
・電車の時刻表にのっているなど確実に決まっている未来
・約束や予約などがされていてかなり確実な未来
・それをすると心では決めているが、予約などはしていない場合もある未来
・今、それをすると意志をもった未来
・相手の意向を汲もうとする意図をもった提案のような未来

こんなに細かくは
日本語では未来を区別して
認識していませんよね。

こう考えると
日本の文化は未来については
フォーカスが薄いと言えます。

あえて未来を表す言葉を探すなら
「でしょう」ぐらいです。

でも「でしょう」は
推測を表す言葉です。

約束や予定が
しっかり決まっていることについて
「わたしは明日、友達と〇〇時の飛行機に乗るでしょう」
というのはちょっと不自然です。

決まっている未来については「乗ります」
これは現在形。
決まっていない未来は「乗るでしょう」
これは推測。

なんと
日本語には未来を表す
専用の表現がないのです。
 

ということは
日本の文化には未来という概念が
ひょっとするとなかったのかもしれません。

同じように過去や現在についても
日本語には種類が英語に比べ
とても少ないです。

未来だけでなく
時間というものの捉え方自体が
日本語と英語とでは
全然違うのかもしれません。

時間の概念が曖昧なのに
時間をしっかり守る日本人。

この国民性がどうやって
できあがったのか
とても不思議な気がします。

英語を学ぶことで
日本語を知り、日本文化を知り
そしてそれを使う
自分の思考に気づく。

こういうところも
英語学習の面白いところです。

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投稿者:

eigogakushucoachmihokuriu

翻訳家、エグゼクティブ英語コーチ、プロ翻訳者養成スクール講師
自宅で留学並みの英語トレーニングを留学@ホームメソッドを使って教えます。日本に居ながら英語力を上げなければならないあなたのために、最速90日で喋れるようにするガチンコ英語コーチング
 
翻訳書:
『人生を大きくジャンプさせるワクワクの見つけ方』
『「考える」より「感じる」を大切にすることが幸せへの近道』
『仕事で、個人で、目標を達成するためのカベの超え方』
『あなたの考えは、あなたをだます』
 
大学卒業後、一般企業に就職、結婚。米国ニューヨークへの家族の赴任に同行、子育てに専念するも、幼稚園や学校、近隣住民とのコミュニケーションで決定的に英語力が足りないことを痛感しつつ帰国。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロで見慣れた風景が一気に崩壊するショックを味わう。
 
   このショックから異なる文化を繋ぐために自分にできることは何かを考え、幼い頃の夢だった翻訳という答えが雷のように降ってくる。
 
留学経験もなく、英文科専攻でもなかった一般の英語力から、 日本で学習し英検1級とトイック900点レベルに。

その間、翻訳学校に通い8年かけて翻訳会社の社内翻訳者になり、実務翻訳者として現在7年目。
  
その後出版翻訳の分野へも活動を広げ、2015~16年の1年間で4冊の本を翻訳。    
コーチングメソッドを駆使し、ただの英語学習ではなくその人の目的や価値観に基づいたものをカスタマイズして提供。その人の本質と一致した真の目的を明確化し、それに沿った学習を進めることで、英語の苦手意識をなくし、スムーズな英語習得を促す学習法を個人セッションにて提供中。英語初心者から上級者まで大変好評をいただき、リピート受講者続出。     

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