【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう!(4) on

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

前置詞攻略に戻ってきました。
今日は on です。

これまででてきたのは in と at。

in は範囲がきまっている空間あるいは期間の中にあることを示すとき
atは地図上あるいは時間上の一点をさすときにに使うということでした。

ではonはどんなイメージかというと
”面に接している” です。
なにか板状のものに接しているイメージ。

ここで注意したいのは
「接している」ということば。

on は学校では最初に
なにかの上と教わることが多いです。

There is a book on the desk.
(机の上に本がある)
というように。

でも
There is a picture on the wall.
(壁に絵がかかっている)

というように
上にのっているのではなく
「かかっている」という状態でも
onを使うのです。

壁という平面に接するようにあるから
ここは on になるわけです。

このイメージから
an article on the next page (次ページにある記事)
Get on the train (電車にのって)
a boat on the water (水に浮かぶボート)
lights on the ceiling (天井の照明)

と面の上だけでない接触についてもonを使います。

さらに面にかぎらない「接触」だけの意味で
put on a jacket ジャケットを着る
put on perfume 香水をつける
oranges on the tree 木になっているオレンジ
a dog on the chain 鎖につながれている犬

という場面も on です。

on は「(面に)接している」
というイメージでおぼえましょう

A girl sitting on the bench



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翻訳家による英語読解のすすめ1  翻訳は最高の精読

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

わたしが翻訳家になったのは
一番ベースに本が好きだった
というのがあります。
 
 
 
が、翻訳の勉強を始めて
英文を自分で読むと
訳文を読むよりも深く理解できる、
翻訳というのは著者に繋がる
一番の精読の方法だ
ということを発見しました。




この発見によって
わたしはさらに翻訳にのめり込むことになりました。



きれいな日本語に訳された翻訳版は
もちろん苦なく理解できて
読むのに時間もかかりません。

英語を読むとなると
知らない単語を調べたり
構文を解読するのに
時間がかかります。

でも

だからこそ

ひとつひとつの単語の意味、
その位置に置かれた理由、
その構文を選んだことで生まれる効果、

そういうことをていねいに拾うことになるので
その文章をつづったときの著者の思考の行程を
逐一たどることになるのです。

 
 
 
日本語で読む場合
斜め読みでも意味はとれてしまうので
意識しないかぎり
そこまで深く読む込むことはありません。

翻訳家としては
翻訳した本を読んでいただきたいので
矛盾してしまうところではあるのですが

もし
深く理解したい海外の本や著者がいるのであれば
言語で読むという挑戦を
知的娯楽としてトライしてみることを
お勧めします。

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英文法について思うこと

こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。

英語を「使える」ようになるために
文法書はとても便利。

でも絶対そのとおりにおぼえなければいけないとはわたしは思いません。
 

日本人のための英文法は文の成り立ちを理解するためのひとつの解釈に過ぎないと思うから。
 

自分が理解できて
正しく英文を再現できるのであれば
独自に解釈するほうがむしろいい。

だからわたしは自分の生徒さんには
おぼえやすい方でいいですよ
と言うときがあります。

正しい結果が得られるなら
ルールの解釈は
使い勝手がいいほうが
使えるようになるにはいいから。

便宜上ついている名称とか
ほんとは何だっていい。

文法は便利なお助けツールであって
法律じゃないんです。

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【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう!(3) at

こんにちは。
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セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

前置詞を攻略しようシリーズ(3)はatです。

atのイメージは場所や一定の期間の中のある一点を示します。

たとえば、大阪駅で考えてみましょう。

atというのは地図の上で大阪駅を見ているイメージです。

I met her at Osaka Station.
大阪駅で彼女に会いました。

この場合、大阪駅を人や電車が出入りする
建物としてではなく
地図上の一点として見ている感じです。

前記事で説明したinと比べてみます。

I met her in Osaka Station.
大阪駅で彼女に会いました。

日本語にするとatもinも全く同じ文ですが
inの場合は大阪駅という建物の中で会った
という意味になります。

この目線の違いで
inなのかatなのかを使い分けます。

さらに時間について使う場合を見てみましょう。

The TV program started in the summer.
そのTV番組は夏に始まった。

inの場合
夏という一定の長さのある時間帯のなかの
ある時点で始まった
ということを示します。

The TV program starts at 10.
そのテレビ番組は10時からです。

一方atはこのように
10時という時間の一点をさすときに使います。

この一点の感覚があるのがatです。
atは点のイメージでおぼえましょう。

atは一点をさす

ではまた書きますね。

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【ワンポイント英語】前置詞を攻略しよう(1)

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日から新しいシリーズです。

英語が難しいと感じる理由の上位にくるのがこの前置詞。

前置詞をバラバラに
日本語訳とペアでおぼえようとすると
一緒に使う動詞や名詞、
場面によってかなり違うので
おぼえることがありすぎて混乱する原因になります。

前置詞のおおもとの意味を知ることで
どの前置詞をつかえばいいのか
「あたりをつける」ことができるようになります。

前置詞は
前に置くことばという名前ですが
なんの前におくのでしょう?

基本的には名詞、または
名詞の性質をもつことば(動名詞、代名詞、名詞節など)の前です。
まずはこの原則をしっかり頭にいれておきましょう。

どんな前置詞があるかというと
in
on
at
from
to
of
with
for


などなど。

これらを名詞の前につけることで
場所や時、位置、状態などなど
いろいろな補足説明をつくることができます。

例えば
There is a book on the desk.

この文のonが前置詞です。
on the deskがなければ
「本があります」ということだけが伝わります。

on the deskが補足されたことで
本があるのは「机の上」だということが
分かります。

こんな風に前置詞は
文の中の動詞の示す内容を補足したり
他の名詞との関係性を示したりと
大活躍の品詞なのです。

次回から
代表的な前置詞について
個別にあつかっていきますね。
Have a nice day!


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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (5):get

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

今日は使役動詞の最後
get です。

使役動詞getは
これまでのmake、 let、haveとは少し
使う時の形がちがうので要チェック!

主語+get+人orモノ+to+動詞原形
という形で使います。

I got her to get a ticket to watch the opening ceremony of Tokyo Olympic Games.
彼女に東京オリンピックの開会式のチケットを手に入れてもらった。

このように
~させるというより
してもらうというニュアンスを
示したいときに使います。

haveの説明のときに
目上の人になにかしてもらうときには
haveは使えない
と書きました。

その対応策がこのgetです。

例)
I got my boss to check my report.
上司に報告書をチェックしてもらった。
 
 
 
いかがでしょうか。
ここまで5回にわたって
使役動詞について紹介してきました。

使役動詞は使えるととても便利。
表現のバリエーションも増えます。

ではまた書きますね!

Have a lovely day!

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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (4):have

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。  

今回は3つめの使役動詞haveをとりあげます。

haveを使った使役もやはり
makeやletと同様に
主語+have+人+動詞原形
という形で使います。

makeよりも強制の度合いが少なく
letより強い位置づけです。

とくに
そのことを職業としている人に
その仕事をしてもらうときに使うのが一般的です。

I had the hair artist cut my hair yesterday.
きのう美容師さんに髪を切ってもらった。
 
 
 
こんな感じですね。
 
 
 
また目上の人が目下の人になにかさせる
というケースでもhaveが使われます。
 
 
  
I’ll have my assistant call you later.
のちほどアシスタントに電話をさせます。
 
 
 
逆に目下の人が目上の人に なにかしてもらう場合にはhaveは使わないので要注意。
 
 
 
では次回は使役の最後getについてです。

Have a great day!
 
 


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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、~してもらう (3):Let

こんにちは。
英語脳を目覚めさせ真の思いを伝える英語力をつける
セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

さてひきつづき使役動詞シリーズ、
今回はletについてです。

letで一番なじみがあるのは
Let’s go!
という表現でしょうか?

あるいは最近なら
ディズニー映画でヒットした
Let it go.
というフレーズも耳馴染みがあるかも

どちらも
let+人orモノ+動詞goの原形という形です。

この2文は「命令文」という形なので
letの動作主である主語がありません。

命令文でなければ
I let it go.
と、Iなどの主語が入ります。


I let the balloon go.

前回、前々回ご紹介した
使役動詞のmakeやhaveと同じく
letも
主語+let+人+動詞原形の形で使います。

でも
letの意味はmakeやhaveとは少し違います。

この2つのような
強制感はありません。

むしろ目的語である人が
その動作をするがままにする
その動作をさせてあげる
その動作をするのを放っておく
というニュアンスです。

たとえば
I let fear go. なら
私は怖れが去るままにした
という意味で
自分が怖れになんらかの影響力を加えて去らせた
というのではなく
fearが勝手にさっていくのを
そのままそうさせた
という意味になります。

これをこなれた日本語にすると
私は怖れを手放した。
となるのです。

他にも例をあげておきますね。

She let tears run down her cheeks.
彼女は涙が頬を流れるままにした。

Let it be.
なるがままに任せる。

letの目的語を自分にすると
お願いの文になります。

Let me know when she comes.
彼女が来たら教えて。

Let me see.
見せて。

またmeをusにすれば勧誘になります。

冒頭の例のLet’s go.は
私たちを行くままにさせて
というのが直訳。

「私たち」というのは
これを言っている本人と
言われている人なので
言われている人もgoしようとしている
という前提なわけです。

私とあなたが行くままにさせてください
つまり
行きましょう、
という勧誘になるわけです。

とっても便利なlet
ぜひ積極的にとりいれてみてください。

次回はgetについて書きますね。

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【ワンポント英語】使役動詞 ~させる、してもらう (2) :make

こんにちは。
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セカンドブレイン英語学習コーチの栗宇美帆です。

前回は使役動詞というものが
あるよ、ということを紹介しました。

今日はそのなかの1つ、
makeの使い方にを説明していきますね

さっそく例文です。

The movie made me cry.
直訳すると
「この映画が私を泣かせた。」
です。

自然な日本語にするなら
その映画で泣いた、
という感じです。

この人を~させるという使役の意味で
動詞のmakeを使うときは
make+ 人+ 動詞原形という形で使います。

最後の原形動詞の動作主は
makeの主語ではなく
make の後ろにある
目的語となっている人です。

さきほどの例文でみると
The movie:この文全体の主語 made:この文全体の動詞(~させる) me:make の目的語(させられる人) cry:meがさせられる行為
となります。

~させる
という日本語は一見
上から目線でえらそうですが
この使役動詞自体には
基本的にはそうした意味はありません。

ただしmakeの主語が人の場合は
その人がmakeの目的語となっている相手に
強制的のその行為をさせた
というニュアンスになる場合もあります。

例)
I made my kids sleep at nine o’clock.
子どもを9時に寝かしつけた。

Our teacher made us clean up the classroom.
先生は私たちに教室を掃除させた。

ただし
He made me laugh.
の場合は
無理矢理笑わせた、という意味になるときと
思わず私たちは笑ってしまった
という意味のときと
状況によってどちらもありえます。

「あなたを幸せにします」 I’ll make you happy.

ドラマや映画で聞くセリフ、
これも使役の仲間です。

これをあなたの幸せを作る、
と思っている人がいますが
happyは「幸せな」という形容詞で
「幸せ」という名詞ではないので
makeの目的語にはなれません。

youも「あなたの」という形容詞のyourではなく
「あなた」という名詞youです。

というわけで
I’ll make you happy. は
「あなたの幸せ」をmakeする
という文ではありません。

ここで使われているmakeは
文法的には作為動詞というものですが、
私は使役動詞の仲間と考えて
おぼえてしまっています。

I’ll make you be happy.
のbeが落ちたもので
私はあなたを幸せにならせる
と考えるほうが
いちいちおぼえるよりシンプルだからです。

「僕は僕の人生において 起こって欲しいこと全て起こさせてみせるのさ」

これは私の好きな日本の歌の歌詞です。
英語にするとこんな感じ。
I make everything I want to happen in my life happen.  

Iが主語になると
がぜん「おこさせる」という
意志の強さが表れますね。

次回は
makeとはまた少しニュアンスの違う
haveという使役動詞についてです。

Have a lovely day!!

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【ワンポイント英語】使役動詞 ~させる、してもらう (1)

こんにちは。
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1.美容師さんに髪の毛を切ってもらう
2.上司に書類を見てもらう
3.子どもを寝かせる
4.怖れを手放す
5.あなたを幸せにする

 
これらの表現は
バラバラなものに見えるかもしれませんが
どれも同類の文章です。

どんな点で同類なのか
わかりますか?

これらの文章を英語にするときにつかう
動詞が共通点です。

自分以外の誰かやなにかに
なんらかの動作をしてもらう
つまり
「誰かになにかをさせる」
使役動詞というものを使った表現の仲間なのです。

1.は
切るのは美容師さんで
お客さんが切らせる人です。

2.も似ていますね。
単純かすると
上司に書類を見るという行為をさせる
ことになります。

3.は寝るという行為を
親が子どもにさせます。

4.は一見わかりにくいかもしれません。
人が怖れに出ていかせる、
という形で英文を作ることができます。

5.はあなたに幸せという状況にならせる、
というやはり使役で表現することができます。

誰かになにかをさせる、
というのは
日本語でそのまま書くと
なんだかちょっと偉そうですが

英語ではあたりまえに使われる形で
とくに偉そうかどうかの
ニュアンスは含まれません。

使役の表現を作るのは
次の4つの動詞です。

make
have
let
get

それぞれ「させる」という
強制の強さなど
ニュアンスが異なるので
次回から
1つずつ説明していきますね。

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