こんにちは。
英語の雑談力を身につける英語学習コーチの栗宇美帆です。
前置詞の話題に戻ってきました。
今回はfromとtoです。
このふたつはセットだとおもってください。
ものの移動や時間の経過の
起点と帰着点を表し
この2つをつないだ線が
自ずとイメージされるものだからです。
fromが始まりである起点
toが向かう先である到着点を示します。
どちらかひとつしか使われていない場合でも
起点から帰着点へ向かう線というイメージは変わりません。
自分の今いる位置に対して
その線がどこから来ているのか
あるいはどこへ向かっているのかで
その線の方向があらわれてきます。
たとえば
This shop is open from Monday to Friday.
この店は月曜から金曜まで営業しています。
一週間のうちの営業日が
月曜に始まって金曜に終わる、
という起点と到着点がしめされます。
I drove from Osaka to Tokyo.
大阪から東京まで運転しました。
運転をしはじめた場所と
運転が終わった場所が
fromとtoで示されます。
片方しか使われていない場合の例は
She is from Canada.
彼女はカナダ出身です。
カナダが起点で
いま彼女がいる場所が到着点です。
Let’s go to the theater.
劇場に行きましょう。
こちらの起点は今いるところで
到着点が劇場です。
この方向の線を表すイメージが拡大して
行為の対象を示すのに
toが使われたりします。
He spoke to her at the party.
彼はパーティーで彼女に話しかけた。
彼自身が起点で
彼女が話しかけるという行為の
到着点ですね。
そしてこちらは拡大したfromの使い方です。
Parents prevent their children from danger.
親は自分の子どもを危険から守るものです。
危険という状態が起点
危険でない状態が到着点。
この線上に子どもがいて
起点から反対の方向へ子どもを遠ざけることが
危険から守るというイメージです。
こんな風にfromとtoは
移動、時間の経過、そして行為の方向の
起点と到着点を表し
どちらか片方しかなくても
暗黙の内にもう片方とつながった
線を意識させる前置詞なのです。
ではまた書きますね。
~~~~~~~~~~
目標達成や願望実現
英語学習について
ブログでは語れない
ディープなことを不定期のメルマガで書いています。
メルマガの登録はこちらからどうぞ
https://resast.jp/subscribe/46681/1111314