英語が上達する人と上達しない人のちがい

英語の勉強してると、また分からなかった、
また間違えた。何度やっても同じところでつまづく——そんな経験の連続。

でもその「また」こそが上達の鍵がある部分なのです。なぜならそこを埋め続けることで、できないからできるへ変わる臨界点を越えることになるから。
 
文法のわからなさしかり、リスニングの聞こえなさしかり、文章の構成理解しかり。といっても、これらのどこでつまづくかは人によって全然違います。
  
これは、自分だけがそうだと思いがちだけれど、超天才じゃないかぎり、ほとんど全員がそうなのです。
  
でも身についていくかどうか、その先に行けるかどうかは、そこで腐らず絶望せず、自分をあきらめず、粛々とそこをやり続けることができるかどうかなのです。
 
たとえば文法を例にとると、文法の中でも英語の構文がつまづきになっている人が実に多いです。
 
前置詞がとか、関係代名詞が、とか言ってるけど、構文わかってないのが悩みの始まり。
 
そこで構文が身体に入るまで、何度も何度も埋めていきます。すると、理解の穴が埋まるときが絶対くるのです。
 
多くの人がその前にあきらめてしまうのは、何回も間違える自分が恥ずかしくなってできているフリをしてしまったり、できていない自分を感じるのがいやで放棄したりするから。
 
もう一つは、恥ずかしいとか、自分はアホに見えるんじゃないかとか、こっちのそういう感情なんかお構いなしで、穴があるなら埋まるまで何度も土を入れたらいいとしか思っていない、そういう伴走者がいないから。
 
繰り返し間違えることは、ちっとも恥ずかしいことじゃなかった、むしろ上達のツボを教えてくれるマーカーでしかないという前提がその人から伝染するので、間違えることにネガティブな感情がのらなくなるのです。
 
穴が埋まって臨界点を超えるときって、「あ、そういうことだったのか!」って次のフェーズの鍵があく気持ちよさがありますよ。


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単語や文法を覚えて定着させるには?

単語や文法をどうしたら覚えられますか?というのは、受験生のみならず英語を使えるようになりたい人には、重要なテーマです。

中学レベルからプロの翻訳者になるまでの自分をふり返って、どうやって文法や単語が今の量まで入って、そして忘れずにいられるのか考えてみました。

万能薬はない

ひとつ確かに言えることは、たったひとつのアプローチでは無理だということ。

たとえば、この文法書を読めばいいとか、単語を書けばいいとか、そういう一つの作業だけでは頭に蓄積され、いつでも使える状態にあって忘れない、というようにはなりません。

たとえば、文法書や単語帳に出てきて知った単語を、まずは自分に合ったやり方で覚えます。ただし、それで終わりだと必ずといっていいほど忘れるし、結局実地でどう使われるかがわからないので、使えるようになりません。

浮き輪というものを、文字でいくら読んで説明をされても、実際に水の中で使ってみなければ真に理解できないのと同じです。

出会った単語が、別の読みものにも出てくる、別の音声で耳にする、そして自分でも使ってみる、使ってみたときの相手の反応を感じる、こうしたプロセスを経た単語や文法は記憶に定着します。

そして面白いことにこういう勉強の仕方をしていると、なぜか同じ単語や表現、文法の項目に複数の場面で連続して遭遇することがしばしば起こります。

なので、たった一つの方法を探すのではなく、なるべく多角的にアプローチすることが覚えて定着させて忘れないために、もっとも有効な方法なのです。

繰り返し勉強が苦手だった私が翻訳者になるためにとった文法の勉強法

文法をしっかりおさえようと思うと、繰り返し何度も文法書を読んで覚える必要があります。でもこの繰り返し作業がどうしても苦手な人っていませんか?

私は本当に繰り返しが苦手でしたし、今も同じことを何度もやるのが苦痛です。予習して授業聞いて復習、このプロセスも苦手でした。

文法は英語習得にどうしても必要。頭に入れるには何度も読まないといけない。でも、読みだすと居眠りしちゃう。ちっとも先に進みません。

そこで、考えたのです。繰り返さずに文法を頭に入れる方法はないか。そして編み出しました。

繰り返し読んで覚えるのではなく、複数の文法書を読んで、書かれている中で違うところを見つけるというゲームに変えたのです。

文法書ってどれも同じことが同じ順番に書いてあると思われがちですが、実はそれぞれ特徴があって、説明の仕方も違うし、例文も違うし、こっちには書いてあるけれどあっちには書いていない、なんていう項目もあるのです。

とはいえどれも文法書なので、主なことは同じことが書いてあるので、2冊読めば2回読んのと同じ効果があるわけです。しかも、片方にない情報をもう片方で得られるので、むしろ時間や労力に対する効果は繰り返し読むより高い!

初級者むけの情報の少ない文法書は、わかりやすい言葉で要点をおさえているし、上級者向けは例外などの細かい事例が乗っていて理解の幅を広げるのに役立ちます。

ちなみに私は7冊の文法書を読みました。問題集や辞典もいれるともっとです。間違い探しではありませんが、ここにはこんなことが書いてある!と宝さがしのようなゲーム感覚で文法の大筋を頭に入れることができました。

繰り返しが得意という方は当てはまらないかもしれませんが、新しい情報が好きという方にはおススメの勉強法です。図書館を利用したり、友人と貸し借りすれば、買わなくても複数を読むことができますよね。

最終的に自分に合った1冊を手元に用意すれば、その文法書はあなたの英語学習の最強の見方になってくれます。