英語を勉強しているのになかなか身につかない

英語を勉強しているのになかなか身につかない

  • 英語を聞けばわかるのに見ても発音がわからない。
  • 文を読んで理解できるけれど聞くと言葉として聞こえない。
  • 会話はできるけれど長文は迷子になる。

こんな風に英語の悩みはさまざま。
そして、こうしたお悩みを長年抱えて、できている人の話を聞いてそのやり方を熱心にやってみても、ちっとも上達せず心が折れてしまう。

こうした方は本当にもったいない!と叫びたい。いや叫んでいます、いつも。

上記のお悩みの方たちは、実際に生徒さんにいらっしゃいます。そして始めは、だから自分は英語がダメなんだ、と思い込んでいらっしゃいました。それでもあきらめきれず私のところへ。

でも、このお悩みの言葉にすでに現れていますが、この方たち全員、使えるものを使わず合っていない方法ばかりトライして撃沈しているだけなんです。

英語の能力、才能がないのではなく、自分の特性、強み、合った方法に気づいていないだけ。

でも仕方ないのです。この方たちが悪いのではない。学校の授業はひとり一人にあった学び方をいちいち提示してくれませんし、特性を具体的に測ることは大人数のクラスでは不可能に近い。

大多数の人ができることが、みんなできて当たり前になり、そのやり方が王道、正しい方法、さらにはそのやり方しかない、と刷り込まれてしまっているのです。

でも、その王道のやり方でうまくいかないからといって、能力がないわけではないのです。

ナマケモノっていう動物、ごぞんじでしょうか?

彼らは地面に置かれたら、ぐでっとなって這うようにしか動けません。木の上で暮らす動物ですが、その木の上でも動作は非常にゆっくり。

ところが、水に入るとプカプカ上手に移動できるのです。そしてその理由は、陸上でのゆっくりした動作をする性質があるからなのです。

英語も同じなのです。苦手の原因が実は、強みであった生徒さんをそれは多く見てきました。でもそれは残念ながら、なかなか自分では気づけない点でもあります。

自分の強みを知って最適な勉強法で学びたい!
そういう方はぜひこちらに、無料セッション希望と書いてご連絡ください。無料で45分強み診断セッションをプレゼントしています。

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英語学習の成果を上げるのに必須の技術

学習ってその人のアプローチの姿勢が
そのまま出ます。

目標に向かって課題に取り組むとき
えい!と飛び込んで流れに任せるのか
情報を集めて慎重に進路を選ぶのか
コツコツ積み上げて成果を上げるのか
容量よくコツをつかんでいくのか

数字の変化にやりがいを感じるのか
達成したあとのビジョンに惹かれるのか
一緒に歩く人との関係が喜びなのか
勝敗がモチベーションになるのか

そして
達成した自分は
そこでなにをしたいのか
どんなことを感じたいのか
どんな自分でいたいのか

これらは
あなたが生きていく上で
あらゆる行動のベースにあって
あなたの在り方を決めています。

本能的に存在するこれらの
価値観、欲求と
ずれたアプローチをとると
どこかで行きどまりに突き当たります。

意志や理性で無理にやり遂げたとしても
なんのためにそれをやったのかがないと
燃え尽きてしまいます。

TOEICの点数が800点超えた!
やった!
疲れた!
燃え尽きた!
英語の勉強はおしまい!
TOEIC800点の自分は
なにをしたいのか
どうありたいのか
それはなぜなのか。

それがなければ
TOEIC800点は
ただの頑張った思い出になってしまいます。

なぜ英語を学ぶのか。

学習を始める前に
しておいてほしい「自分を知る」ということ。

今日はそれについて20時より
Facebookライブでお話しします。
アーカイブでも残りますので
ご興味ある方は
こちらのグループにどうぞ。

「英語の思い込みを外して苦手をすっきり解決」グループ

https://www.facebook.com/groups/507444807256581/

英語学習は生き方そのもの

英語の勉強に取り組むとき自分を知っているかどうかがとても重要です。

自分はどんな学習の強みがあるのか

究極の目的はなんなのか

どんなやり方が合っているのか

挫折のパターンがあるのか

成功のパターンはあるのか

英語の勉強は日本人は義務教育でかならず経験します。

だからやり方を知っていると思っています。

よく知ってるあのやり方。

試験や受験用の準備にやってきたこと。

たくさん単語を暗記したり

文法を覚え込んだり

教科書を読んだり

問題集を解きまくったり。

勉強ってそういうものだと思ってしまっていませんか?

それが勉強でしょ?って。

でも英語の学び方はあなたに合った英語の学習法は創造できるのです。

創造してよいのです。

創造した方がよいのです。

考えてみてください。その方がずっと身に付くにと思いませんか?

でもそれには、あなたはあなたを知る必要があります。

あなたの英語学習にはあなたがそのまま写し出されます。

あなたの生き方そのものといえます。

学び方を見れば、生き方が分かります。

なので自分を知らずに、人がやっているからという理由でのみその勉強法をするのは人の人生を生きようとするのと同じ。

英語学習をするうえで知っておきたいあなたのことってなんでしょう?

こんなことをお話しするFacebookグループを作りました。
↑の話はこちらの動画で話しています。

https://www.facebook.com/1830919554/videos/2162440740588126/

     

1万時間の魔法_英語習得にかかる時間

一流になるための魔法の時間て
聞いたことありますか?

マルコム・グラッドウェルが「Outlier (外れ値)」という
著書の中で書いて
有名になった説です。

グラッドウェルはいろんな事象の
統計と研究を調べまくって
そこからあっと驚くような
ひとつの定理みたいなものを
導き出す天才です。

一流になるには
1万時間の練習をする必要がある。

ここで重要なのは


1万時間の練習をしたすべての人が
一流になるわけではないけれど
1万時間の練習を積まずに
一流になった人はいない

という事実です。

日本で英語の一流っていうと
政府の通訳者や翻訳者?
外務省の役人?
ハリウッド映画の字幕翻訳者?

つまり英語で意思疎通がとれるぐらい
海外ニュースを英語でさくっとよめるぐらい
であれば1万時間も必要ありません。

1万時間てどのぐらいかというと
毎日1時間勉強したとすると
1万÷365日=27.39726年

1流じゃなくていいなら
どれぐらいなのか。

ネットで調べたら
TOEFULのWebマガジンで
神戸女学院の先生が
英語圏の大学学部で勉強できるレベルになるのに
3000時間ぐらい、とおっしゃってました。

https://etsjapan.jp/toefl/webmagazine/ibt-faq/1802-4/

3000÷365日=8.219…

毎日1時間で8年強!

ネイティブの大学学部で勉強できるって
かなり流暢なレベルですよね。

アメリカ国務省のForeign Service Instituteという機関によると
英語ネイティブが日本語を「習得」するのにかかる時間は
全体で2200時間だそうです。
https://www.state.gov/foreign-language-training/


単純な話ではないですが
その反対も同じとすると
英語を習得するのに
2200÷365=6.027…

毎日1時間を約6年。

さらに
私たちは義務教育で英語を習っています。

文部科学省によると
中学と高校を合わせると
英語の授業時間は約630時間。

2200ー630=1570
1570÷365=4.30…

つまり4年強の間
毎日勉強するとだいたい
英語が身に付いた状態になる
という計算です。

「身に付いた状態」が
どんな状態なのかによりますが
4年間勉強し続けるって
けっこうな労力です。

でもグラッドウェルによれば
ビートルズも
モーツァルトも
1万時間の下積みがあったのです。

無我夢中で没頭する1万時間
きっとそれは彼らにとって
ちっとも苦しいことではなかったはず。

4年の英語の勉強をやりきるには
やっぱり決意や意思だけでは無理だと思いますし
一人でも厳しい。

わたしもプロになって2年目ぐらいで
自分が英語を学びだしてから
勉強した時間を計算してみたら
そこで1万時間でした。

1万時間はけっして
楽ではなかったけれど
楽しかった。

英語そのものも動機だったけれど
一緒に学ぶ人たちとのつながり
翻訳で成長していく楽しさ
そういったものにも
支えてもらっていました。

没頭できる仕組みや
楽しめる要素
習得後のビジョン
仲間やガイド

いかに自分への投資を
許可できるか

いかに勉強を遊びにできるか

そして学びたい自分を
どれだけ尊重できるか

こうしたことが
ポイントになります。

お読みいただきありがとうございました。

栗宇 美帆

英文Writingは、しつこいぐらいでちょうどいい

書いたり話したりした英語が
なぜか伝わらない

文法、合ってるはずだし
単語も間違ってない。
でも相手が理解してないっぽい。

こういうときは
話を展開していく道筋での
ステップが足りてないかもしれません。

プログラムを組んだことのある方は
分かるかもしれません。

プログラムのコードを書いて
ソフトが動くようにするには
行程を逐一表現する必要があります。

例えばABCの三つの角をもつ直角三角形の経路で
アバターが動くソフトを作りたいとします。
Bの角が直角です。

AからCへ直角に移動する
という指令だけでは
アバターはBを通ってくれるかわかりません。

Aを出発してBに向かって直進する。
Bで直角に曲がる。
Cに向かって真っ直ぐすすむ。

こんな風にいちいち書かないと
直進しないかもしれない
Bを経由しないかもしれない
と望む結果が得られません。

英語にはこれに
似たところがあります。

段階を踏んだ情報がないと
道が急に目の前で
消えてしまった感じになるのです。

一方、日本語は
細かいところは聞く側が
行間を読んで補いないます。

主語すらないのですから
いかに言語として
相手に渡している情報が
英語と比べて少ないか、わかります。

ちょっとうるさい、しつこいぐらいに
きっちり説明する。
日本語で考えて英語で話す書く人は
そのぐらいでちょうどよいのかなと感じます。

英語を書いたり話したりする時は
受けとる側が聞いているだけで
絵が浮かんで道をたどれるように
文章を構築する必要があるからです。

日本語では、「友達と展覧会にいった」
で済む文章も
I went to an exhibition with my friend. 
だけだと、聞いている側は中途半端な感覚になります。

せめて何の展覧会なのか、
どこでやっているのか
といった情報が欲しいです。

またmy friendだと
my motherと同じで
その人しか友達いないの?
という感覚になります。

なので、一緒にいった友達が一人なら
one of my friends
といちいち言います。
 

 
こうした感覚は多読と
アウトプットを添削してもらったり
話がすむと思ったら
やたら質問される経験を経て
身についていきます。

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栗宇 美帆

脳を変える運動の効能

CNBCの記事です。

神経科学者によると、脳が変わる4つの効果が運動にあるそうです。

1.不安感が減る

2.集中力があがる

3.新しい脳細胞の成長がすすむ

4.脳の老化と神経変性の病気を予防する

1.と2.はなんとなく誰でも見たり聞いたり実感したりしてそうですが、3と4は注目ですね。

どのぐらい運動すればこの効果が得られるのかというと
最低で、1週間に30分の運動を3~4回だそうです。

最初は数分から、それを毎週10分ずつ増やしていきましょう、ということです。
さらに、掃除などの家事や階段の上り下りも計算に入れてOk!

ちなみに、私のレッスンでは、リスニングや発音練習、暗記などを、身体を動かしながらすることをお勧めしています。

バランスボールに乗りながら、歩きながら、掃除しながら、身体を揺らしながらなどなど、身体を動かすとパフォーマンスがぐんと上がるのは事実です。

 
元記事はこちら

英語のリスニング勉強法【3か月で英語が聞こえる!】(5)英語は裏ビートを攻略せよ!

日本人が英語の音を早いと感じて聞き落してしまう原因に、子音をいちいち発音してしまう癖がある、ということを書きました。

子音はそもそも音じゃなくて口の形!!!

これは私のレッスンでは鉄則です。生徒さんたちには耳タコ、口が酸っぱくなるほど言い続けています。

今日はそこにもう一つ、加えたい。

まだあるん?と思った方、ごめんなさい。

でもね、一部の人には朗報です。洋楽好きな人、演奏する人、喜んで!

では発表。


英語は裏ビートを習得せよ!!!

ビート?裏?ってなった方のためにちょっと説明しますね。音楽やダンスする人にはおなじみの言葉ですが、そうじゃない方はピンとこないですよね。

西洋音楽にはリズムとビートがあります。
リズムというのは、同じ一定の長さの時間(一小節)に決まった数の拍子が周期的に刻まれパターンのことです。

4拍子のリズムなら1234と四つの拍子が123412341234とずっと続いていきます。

ビートというのは、リズムを構成する1234の各拍のことです。

例を挙げるとチューリップの歌。あれは4拍子のリズムで、「さ・い・た・あ」と4つの同じ長さのビートで1小節ができています。

裏のビートというのは、各ビートの間です。文字であらわすなら1 a 2 a 3 a 4 aのaの部分。

ドラムだと「ズン・ズン・ズン・・・」というメインのリズムの間に「ズン(チャ)ズン(チャ)ズン(チャ)・・・」とチャが入りますよね。このチャが裏です。

チューリップで裏に(ぁ)入れるとこうなります。
さ(ぁ)い(ぁ)た(ぁ)あ(ぁ) 
1小節の時間の長さは変わらないので、裏ビートを取ると忙しくなりますね。

英語はこの裏にも音が割り当てられるのです。

実際、英単語の裏ビートの例を挙げますね。

今日のレッスンで生徒さんにスティーブ・ジョブスのスタンフォード大でのスピーチを聞いてもらっていました。

And Laurene and I have a wonderful family together. という部分を聞いたとき、最後のtogetherのtoが聞こえない、ということでした。

この部分、Jobsの話し方では、1小節目 And Laurene and I、2小節目 have a wonderful family、3小節目 together. という感じ。

3小節目はなんと[ga]という音が始まりの1ビート目に聞こえます。

togetherをto/ga/therという3拍だと思っていると、たしかにgaと同じ長さ、強さのビートとしてtoは発音されていません。だからtoがない!と感じてしまうわけです。

togetherという単語の最初のビートはアクセントのあるgeの部分で、toは2小節目と3小節目の間の裏ビートのところで始まっているのです。

なので、1ビート丸ごと与えられているgeと同じ長さでなく、半分以下の長さでしかも弱く発音されています。

英語では、この裏で発音される単語や音があるので、単語数が多いはずのに聞こえる音が少なく感じてしまう現象がおきます。

関係代名詞のthatなども、裏に入っているとかすかにthが聞こえたかな、ぐらいですが、表のビートにあるときはきっちりthatと発音されたりします。

これが英語が早くて聞き取れない、言えない、というもう一つの原因になっているのです。

そんな音楽的な感覚、なじみがないからますます難しいよ!という方、こんな練習をしてみてください。

英語を読むときや、暗唱するとき、拍手や膝うちなどで、拍子をとってほしいのです。そのとき、ズンチャ・ズンチャの感覚、つまり拍手や膝を打つときが表ビートのズン、手が上がるときが裏のチャ、これを感じながらリズムよく、ノリノリでお願いします。

英語、とくにアメリカの英語に、このビート感は欠かせません。自分がリズムを心地よく刻んで発音できるようになると、ネイティブの話すリズムに同調して、裏ビートにある音を聞き取る、想定する、ことができるようになります。

私もこの練習をするときは、立って指を鳴らしながら、ジャズシンガーのようにリズムに身体を揺らしながら行います。ぜひトライしてみてください!

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英語のリスニング勉強法【3か月で英語が聞こえる!】(4)リスニング力あげたいなら舌を開発せよ!

日本語と英語って、舌の動き方が全然違うのです。

日本語では舌は動かないままほとんどの音を発音できます。
(らりるれろ以外)

でも英語では、舌は前歯の裏から歯の間から、さまざまに動き回る。

一音を発音するごとに、舌を日本語でのニュートラルの定位置、つまり下顎もしくは下の前歯の裏にくっついた状態に戻してしまう日本語での癖、これが英語のリスニングでの「早くて聞き取れない」となる原因のひとつです。

なぜかというと。。。

子音と子音が連続している場合、一つ目の子音のあと舌を定位置にもどしてしまうと、口が開きます。口が開くと、その子音は音を持ってしまいます。

生徒さんにはいつも「子音には音がないと思ってください」とお伝えしています。

たとえばthは舌を上下の歯で嚙んだ状態というだけで、音はありません。

でも舌を動かして下へ移動させてしまうと、theやthatのように、母音がついた状態になり、音が出ていしまいます。

with boys を例にとります。

thのあとのbまで舌は歯の間におき続けるので、音が出ないままboという音に移行するはずです。

なのに舌を戻してしまうとwith-e-boys のようになってしまいます。

するとすると、withは本来、iしか母音のない一音節なのに、with-eとなると二音節の発音になり、音の数が本来の倍、そして長さも倍になってしまうわけです。

でも、無意識に日本語の発音方法を引きずってwithはwith-eと聞こえると思っていると、thが聞こえないwithを聞いてもそれがwithだとは判明できません。

これがいくつも連続していくと、音の数の差、長さの差がどれだけになるか、想像がつきますよね。

まずは、子音のあとは舌を次の発音まで動かさない、これを徹底してやってみてください。

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ネイティブとの英語トレーニングに最適なタイミング

英語を話せるようになりたい

これは英語のお悩みのトップです。

英語を話すことに慣れれば
スラスラと英語が口をついて出てくるはず。

だから英会話スクールや
オンラインでネイティブと会話できるサービスに
申し込んだりしますよね。

ところがこのやり方で
効果が出る人と出ない人がいるのです。

効果が出ない人というのは
ネイティブスピーカーを目の前にして
いいたいことを英語で
どういえばいいかが
わからない人です。

さらになんとか単語をつなげて発したとしても
それで相手が理解したかどうかも
わからない、確かめられない人。

相手はこちらが発した単語をヒントに
理解しようとはしてくれるでしょう。

こういうことか?
それとも
あういうことか?

ちがうんだよなあ、
言いたいことが微妙に。

でもどう違うかも
伝えることができない。

もやっとしたまま
適当にYesとか答えて終了。

ああ、今日もまともに英語をしゃべれなかった

そんな挫折感でだんだん嫌になってしまいます。

こういう経験のある方は
まずは言いたいことを
わかってくれる人を相手に
トレーニングすることをおすすめします。

英語でどう文を作ればよいかが
わからないときには
こういうことを伝えたいんだ、
ということを日本語で理解し
じゃあ、こう言うといいよ、
と導いてくれる人です。

そうでないと
ちゃんと伝えようとすることを諦めたり
複雑だからと話題自体を諦めたり
することになります。

白状するとわたしも
翻訳の仕事をするようになった後でさえ
英語を話すのが苦手でした。

当然ながら翻訳会社の同僚には
英語ネイティブがいました。

たまに彼らとランチに行って
隣や向かいの席になると
ちょっとストレスだったほど。

翻訳という英語のプロなのに
そんな苦手意識を
持っていることも恥ずかしく
その恥ずかしさが余計に
ストレスを大きくしていました。

それが変わったのは
日本語を少しだけ理解する
英語ネイティブと出会ってからです。

その人とは基本的には
英語で会話するのですが
どうしても詰まると
日本語でとりあえず言ってみます。

このとき私の脳では
英語で話すための脳から
日本語でなにを言わんとするかを
考える脳に切り替わります。

英語で考える脳と
日本語で考える脳が
素早く何度も
切り替わって稼働します。

日本語で出した言葉を
相手が知らなくてもよいのです。

向こうはそれについて
英語でこういう意味かと聞いてきます。

相手が聞き返してくることがヒントとなって
また英語の単語や表現方法を
考える脳が稼働します。

こういうことを繰り返すうちに
英語脳を使っているときと
日本語脳を使っているときの
切り替わりが曖昧になっていきます。

英語と日本語それぞれを使う脳の回路が
フラットになるというか
境界がなくなって
行き来が自由になった状態です。

英語をネイティブ並みに話すのは
英語で考え英語で発することが
英語脳だけで完結できるレベルです。

留学や海外で仕事をしたかたは
強制的にこれをやらされる
やらざるを得ないことで
このレベルに到達します。

しかし、そこまで強制される環境を
日本で持つのは難しいですよね。

なのでその前のレベルとして
日本語で考え英語で話す
英語で考え日本語で話すを
スムースにできる段階を
作るのです。

この段階では、
英語へのアレルギーとか
ストレスといったものは
かなり軽くなっています。

自分ではまだまだだなあと感じても
周りの人からは
流暢ですね、とか
英語ができてよいですね
と言われはじめます。

この段階になってから
英語オンリーでのネイティブとのトレーニングは
英語力キープあるいは向上に
とても効果があるはずです。

いかがでしたか?

今日もお読みいただきありがとうございました。

~~~~~
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学習ジプシーを卒業するには

大抵の習い事は
習得するにあたって
学校や先生をそれほど頻繁に
とっかえひっかえ
変えるものではないのでは
ないでしょうか?
 

お茶であったり
リトルリーグであったり
剣道
書道
フラワーアレンジメント、etc.

でも英語は違います。

むしろ一つのスクール
一つのメソッドでしか
習わずに完結しました、
という人は
少ないのではないでしょうか。

ネイティブとの英会話
これだけ憶えればOKという本
聞き流すだけの音声教材
英会話スクール

気づけば本棚には
英語教材のコーナーができるほど
英語学習ジプシーに。。。

こうなってしまう理由
そのひとつを見つけたので
今日はそれをお伝えします。

ただ今日のお話は
少し厳しい内容かもしれません。

でももう英語ジプシーはいや、
時間とお金を無駄にしたくない
というかたは
続きをお読み下さい。

学習ジプシーを防ぐには
これまでプライベート、グループ
両方の形態でレッスンをしてきて
伸び率に個人差が出る
決定的な要因が
あることに気づきました。

この要因に
学ぶ生徒側だったときは
はじめは気づいていませんでした。

その違いは
持って生まれた才能の違いや
それまでの学習の積み上げの
差だと思っていました。

あの人は東大出だから
あの人は留学経験があるから
というように。

しかし
翻訳学校で同じレベルのクラスに
振り分けられている場合、
そのクラスに入る実力
という意味では
そんなに差がないはずなのです。

そしてそのことに気づき
わたしはあることを始め
停滞していた学習速度が
上がっていきました。

教える側になって
気づいたのは
主体性の差が成長の差になる
ということです。

生徒側というのはどうしても
先生が教えてくれる
先生が課題を与えてくれる
それについていけば
できるようになるんですよね
というモードになりがちです。

受け身なモードです。

だってスクールに通ったり
先生について学ぶって
そういうことでしょ
って思いません?

少なくとも翻訳の
勉強を始めたばかりの
生徒だった私は
そう思っていました。

では
そうではないモードの人は
何をするのでしょう?

受け身ではない人は
宿題以上のことをしてきます。

1つの課題を2つ、3つ分の課題に
自分なりに増強するのです。

例えば
1500語程度の文を訳す課題に対し
背景情報をとる目的で
本を一冊読むひとがいます。

リスニング教材を聞いてくる
というだけの宿題に
聞き取った英語の文字起こしを
してくるひともいます。

単語の暗記が宿題なら
ひとつの単語の派生語、
つまり動詞ならその形容詞形
名刺形まで調べて
覚えてくるひともいます。

こうした学びかたをしている人と
言われたことだけをする人とでは
同じ期間同じクラスにいても
差が出るのは当然です。

時間のない社会人の学習者には
これは厳しいことかもしれません。

が、学習を先生任せでなく
自分事として主体的に考え、
授業と授業の間にどれだけやるか

結局それが学びの効果を高め、
結果を早める一番の方法なのです。

主体的に学ぶ生徒に対応するには
講師も提供する質を高め
カリキュラムを
高度化する必要があります。

同じ金額を払っても
そういう講師のもとで学ぶのと
通りいっぺんのカリキュラムしか
できない講師とでは
またまた差が開くのは明確です。

「このコースも効果がなかった」
そう思って途中であきらめたり
別のものに手を出す前に
ぜひ一度

主体的に学ぶ

これを意識してみてください。
講師がそれに答えなかったら
そのときはとっとと
変えてしまうのが正解です。

お読みいただきありがとうございました。

~~~~~
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